国連安全保障理事会は、韓国のNGO＝非政府組織による練炭製造機の支援事業を制裁の対象から外したことがわかりました。 
国連安保理の北韓制裁委員会が14日、ホームページで明らかにしたところによりますと、今月５日付けで韓国のNGO「暖かい韓半島、愛の練炭分かち合い運動」が申請した練炭製造機の北韓への持ち込みを承認したということです。
北韓制裁委員会は「北韓江原道（カンウォンド）高城（コソン）の住民が水や食品を媒介にした感染症にかかるのを防ぐため」と理由を説明しました。
練炭で飲み水や食べ物を加熱すれば、水や食品を媒介にした感染症を防止することができるからです。
持ち込みが承認された品目は、コンベアフレームなどの機械部品173種類で、釜山（プサン）港を出発し、元山（ウォンサン）港から持ち込まれる予定です。
「暖かい韓半島、愛の練炭分かち合い運動」は、今回の支援によって、高城などの住民１万4000世帯が恩恵を受けられるとみています。
制裁免除の有効期限は、承認日から12か月で、支援品は一度に持ち込まなければなりません。
「暖かい韓半島、愛の練炭分かち合い運動」は2004年に設立された民間団体で、過去に北韓の金剛山（クムガンサン）や開城（ケソン）などにも練炭を支援したことがあります。

[Photo : YONHAP News]