北韓では15日、故金日成（キム・イルソン）主席の生誕110年の記念日「太陽節」を迎えて各地で大規模な祝賀行事が行われています。
北韓メディアは、「15日、平壌（ピョンヤン）の金日成（キム・イルソン）広場では、太陽節を祝う学生たちのイベントが開かれ、続いて偉大な金日成同志の生誕110年を祝う公演行事『永遠の太陽の歌』が行われる」と報じました。
金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が住民らとともに公演を観覧する可能性があるとみられています。
15日夜には、大規模な祝賀公演や花火の打ち上げが行われる予定だということです。
前日の14日夜にはイルミネーションの点灯や舞踏会などが行われました。
北韓が経済難から脱し切れないなか、最大限祝賀ムードを演出し、金委員長の下での結束を図りたい考えとみられています。
これに先立って、北韓メディアは、平壌に建設された高級住宅街の竣工式の様子を伝え、金委員長の業績をアピールしています。
一方、15日午前現在、軍事パレードの実施は伝えられていませんが、パレードの準備とみられる動きが観測されてきたため、人民革命軍創建記念日である今月25日までに行われる可能性があるとみられています。
北韓は故金日成主席の生誕100年だった2012年と生誕105年の2017年にそれぞれ大規模な軍事パレードを実施し、新型兵器を公開しています。

[Photo : YONHAP News]