ニュース

韓半島 A to Z

主なニュース

「29日正午から平壌封鎖一部解除」 中国消息筋

ニュース2022-05-30
「29日正午から平壌封鎖一部解除」 中国消息筋

北韓の平壌(ピョンヤン)で、新型コロナウイルスの感染防止対策として取られていた封鎖措置が、29日から部分的に解除されたのが、北韓関係者の証言で確認されたと中国の複数の消息筋が明らかにしました。
中国丹東のある消息筋はこの日、「複数の北韓関係者が、今日の正午から平壌の封鎖が解除され、主な施設と機関の運営が再開されたと話している」としたうえで、「完全に解除されたわけではなく、中国のように新型コロナの感染が収まった国に対する統制を先に緩和しているようだ」と伝えました。
また、別の消息筋も、「発熱者が減少したため、平壌の封鎖が解除されたと、北韓の貿易パートナーが話した」としたうえで、「瀋陽と丹東で、平壌の封鎖が解除されたという話が急速に広まっている」とも伝えました。
ただ、具体的な内容は把握できていないということです。
北韓は今月12日、新型コロナの感染者が確認されたことを初めて報じたうえで、北韓全域を封鎖すると明らかにしました。
朝鮮中央通信は29日、国家非常防疫司令部の集計として27日午後6時から28日午後6時まで、新たに8万9500人の発熱者が確認されたと報じました。
新たな発熱者は2日連続で10万人を下回りました。
朝鮮中央通信によりますと、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が29日に開いた政治局協議会の会議では、感染状況が安定している傾向に合わせて、防疫指針などを効率的に調整する問題が話し合われたということで、封鎖や隔離、閉鎖を中心とした防疫政策などが緩和されたことを示唆しているものとみられます。
先月末から29日午後まで、北韓で発生した発熱者は累積で344万8880人あまりで、このうち326万2700人あまりが完治し、18万6110人あまりが治療を受けているということです。

[Photo : YONHAP News]

新着ニュース