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北韓のコロナ感染状況 統一部「外見上は好転」

ニュース2022-05-30
北韓のコロナ感染状況 統一部「外見上は好転」

北韓で新型コロナの感染拡大が続いていますが、統一部の趙重勲(チョ・ジュンフン)報道官は30日の定例会見で、「北韓当局が発表する発熱者数や死者数などの推移をみると、新型コロナの感染状況は外見的には好転しているとみることもできる」と述べました。
北韓メディアによりますと、1日の新たな発熱者数は、今月15日に39万人以上となってピークに達したあと、減少傾向が続いています。
ただ、30日に発表された新たな発熱者数は、およそ10万700人で、前の日より1万人あまり多くなっています。
新たな死者は、13日に21人となってピークに達してから減少を続け、20日からは1人またはゼロが続いています。
29日の時点で、累積の発熱者はおよそ355万人に上り、これは韓国統計庁が推定している北韓の総人口2537万人のおよそ13%に当たります。
北韓でコロナ感染状況が改善し、平壌(ピョンヤン)など一部の都市の移動制限が緩和されたという報道について、趙報道官は、「北韓国営メディアから発表がないため、報道が事実かどうか確認できない」としています。
北韓は今月12日に初めて新型コロナの症例が確認されたと伝え、「重大な国家非常事態」を宣言しています。
韓国政府は北韓に対し、医療・防疫支援に向けた南北実務接触を提案する通知文を16日から送ろうとしていますが、北韓は依然として受け取る意思を示していません。

[Photo : KBS News]

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