アメリカ政府は、北韓が数日以内に7回目の核実験を行う可能性があると明らかにしました。
アメリカ国務省の報道官は6日（現地時間）、定例のブリーフィングで「北韓が数日以内に核実験を行うのではないかと懸念している」としたうえで、「同盟国やパートナーらと協議しながら緊急事態に備えている」と強調しました。
これに先立って、IAEA＝国際原子力機関は6日、北韓の豊渓里（プンゲリ）の核実験場で、坑道のうち1か所が再び開かれた兆候があると報告しました。
豊渓里核実験場は、北韓がこれまで6回にわたって核実験を行ってきた場所で、2018年の米朝首脳会談の前に外国メディアの記者団が参観する中で爆破されましたが、北韓はその後、坑道を復旧したものとみられています。
最近、北韓が頻繁に挑発行為を行っていることについて、アメリカ国務省は「あらゆる防御能力を動員し、韓国に抑止力を提供する」と改めて強調しました。
クリテンブリンク国務次官補は「韓国に対する安全保障上の約束を守ろうというアメリカの意志は絶対的である」として韓米同盟を再確認しました。
また、北韓が過去数年間、弾道ミサイルの試験発射の頻度や規模を増大させてきたと指摘したうえで「アメリカは北韓のあらゆる脅威に対して、あらゆる措置をとっていく」と明らかにしました。

[Photo : YONHAP News]