北韓・新義州で大雨被害か

北韓北西部の新義州(シニジュ)で、7日、大雨が降り、午前0時から午後4時までに132.5ミリの降水量を観測したと、朝鮮中央テレビが8日、報じました。
この間の午前9時からの1時間に34.9ミリの豪雨に見舞われたということです。
朝鮮中央テレビが公開した、中国との国境の新義州市の様子を映した映像では、市の中心部にある新義州百貨店前の道路が完全に冠水しています。
朝鮮中央テレビは、今回の大雨は、韓半島西の海、西海(ソヘ)の北部を経て北東に移動する低気圧の影響を受けたと伝えました。
上下水道が整っていない北韓では、大雨で道路が冠水し川が氾濫すると、川が排泄物や生活ゴミで汚染されてしまい、感染症発生の原因になるおそれがあります。
北韓では先月、南西部の黄海南道(ファンヘナムド)海州(ヘジュ)市などで「急性腸内性感染症」が発生しています。
[Photo : KBS News]