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韓日米が済州島沖で合同訓練 北韓の反発必至

ニュース2023-04-03
韓日米が済州島沖で合同訓練 北韓の反発必至

韓国と日本、そしてアメリカの3か国は、韓国南部・済州島沖の公海で、潜水艦への対応訓練と捜索救助訓練を合同で行っています。 
 
国防部によりますと、訓練は3日と4日に行われる予定で、韓国海軍のイージス駆逐艦「栗谷李珥(ユルゴクイイ)」や駆逐艦「崔瑩(チェヨン)」などが投入されます。
 
アメリカ海軍からは、原子力空母「ニミッツ」とミサイル駆逐艦「ディケーター」「ウェイン・E・マイヤー」が、日本からは海上自衛隊の護衛艦「うみぎり」がそれぞれ参加します。
 
ニミッツを中核とするアメリカ第11空母打撃群のスウィーニー司令官が指揮官を務めます。
 
訓練の目的は、北韓のSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルへの対応強化で、情報共有や撃退能力を向上させるとしています。
 
韓日米が潜水艦との闘いを想定した訓練を行うのは、去年9月末以来、半年ぶりです。当時、アメリカの空母「ロナルド・レーガン」が参加するなか、3か国は韓半島東の海、東海(トンヘ)上でミサイル防衛訓練を行っています。
 
2016年以来となる捜索・救助訓練も行う予定で、国防部は「韓日米の安全保障協力の正常化」を示すものだとしています。
 
韓国とアメリカは先月13日から23日の間、大規模な合同軍事演習を行い、20日からは今月3日までの予定で合同上陸訓練を実施しています。
 
こうした訓練に対し、北韓は弾道ミサイルの発射などで対抗していて、今後も、軍事的示威を強める可能性があるとみられます。
 
北韓の朝鮮中央通信は2日の論説で、3月以降大規模な合同軍事演習や上陸訓練を行ってきた韓米を批判し、「自分たちが向き合う国家が核による攻撃力を実際に備えているという事実を絶対に忘れてはならない」とし、「必ず代価を支払うことになると肝に銘じなければならない」とけん制しました。

[Photo : YONHAP News]

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