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前国家安保室長 逮捕から4か月で保釈

ニュース2023-04-04
前国家安保室長 逮捕から4か月で保釈

2020年に起きた北韓による韓国人公務員の射殺事件に関連して、情報を隠ぺいした疑いで逮捕された前国家安保室長の徐薫(ソ・フン)氏が、3日、保釈されました。 
 
文在寅(ムン・ジェイン)前政権で大統領府青瓦台の国家安保室長を務めた徐氏は3日午後5時頃、ソウル拘置所から保釈されました。
 
徐氏は拘置所の前で記者団に対し「保釈の決定に感謝する。裁判が行われているので、そこで事実関係を説明したい」と述べました。
 
問題となった事件は、2020年に公務員の男性が韓半島西の海、西海(ソヘ)で勤務中に行方不明となったあと、北韓沿岸の海上で北韓軍に銃撃されたものです。

徐氏は、事件発生直後、公務員が銃撃された事実を隠ぺいしようと、関連部署に関連情報を削除するよう指示するなど、職権を乱用した疑いがあるとして、2022年12月に逮捕されました。
 
その後、徐氏は自身が心血管疾患を患っていることや高齢であることなどを理由に、裁判所に保釈を申請し、ソウル中央地方は、保釈金1億5000万ウォンの納付を条件に、保釈を許可しました。
 
事件で亡くなった公務員の兄は、徐氏の保釈について、「文政権での国家安保室長としての義務を怠慢し、犯罪を犯した者の保釈を強く糾弾する」として、徐氏の再逮捕を求めました。

[Photo : KBS News]

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