韓日米3か国の防衛当局による防衛実務者協議が今月14日、アメリカで3年ぶりに開催されます。 
 
2018年に初めて開催された韓日米の防衛実務者協議は、韓日関係の悪化により、2020年5月以降、中断していました。
 
今回の協議では、韓日米3か国が、北韓のミサイル発射に関するデータを即時に共有する案など、北韓の核やミサイルへの対応について議論される見通しです。
 
現在、北韓のミサイルに関する情報について、韓米、日米はそれぞれリアルタイムで共有していますが、韓日間では、即時の共有が行われていません。
 
韓国と日本は、軍事上の機密情報を提供し合うための軍事協定、GSOMIA＝韓日軍事情報包括保護協定を結んでいますが、それぞれが必要な情報を要求し、相手国が提供するかどうかを都度判断する仕組みで、即時の情報共有は難しいのが現状です。
 
去年11月に行われた韓日米首脳会談で、北韓のミサイルの情報を即時に共有することで一致しましたが、具体的な内容の協議には至りませんでした。今回の会合で、協議が進展するか、注目されます。

[Photo : YONHAP News]