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南北離散家族の再会申請者 5年間で約1万6000人死亡

ニュース2023-06-12
南北離散家族の再会申請者 5年間で約1万6000人死亡

韓国戦争などで生き別れになった南北離散家族の再会行事が中断されておよそ5年間が経ちますが、この間、韓国側の離散家族のうちおよそ1万6000人が、再開を果たせないまま亡くなったと推定されることがわかりました。 
 
統一部によりますと、これまでに再会行事への参加を申請した韓国側の離散家族の総数は13万3680人で、69%にあたる9万2534人が亡くなったということです。
 
このうち、2019年から先月までに亡くなった人は1万5313人で、ここ数年の年間死亡者数が3400人から3700人水準であることを踏まえると、2018年8月を最後に再会行事が中断されてからのおよそ5年間で1万6000人あまりが亡くなったと推定されます。
 
また、先月末の時点で、存命の再会申請者4万1146人のうち、90歳以上の人が31.1%、80歳から90歳が67.0%に上るなど、ほとんどが高齢者です。
 
離散家族の再会行事は、2000年の南北首脳会談で採択された南北共同宣言の合意に基づき、同年8月に初めて開催され、2018年8月までに合わせて21回開かれました。
 
しかし、2019年2月に米朝首脳会談が物別れに終わり、韓半島情勢が急激に冷え込んだ影響で、5年近く開催されていません。

[Photo : YONHAP News]

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