北韓の衛星打ち上げ予告期間終了 韓米は警戒態勢維持
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北韓が軍事偵察衛星を打ち上げると予告した期間が11日午前0時で終了しましたが、韓国とアメリカは警戒態勢を続けています。
韓国大統領室の高官は11日、「当初予告していた期間は過ぎたが、北韓は予告なしに長距離弾道ミサイルを打ち上げる可能性がある」と述べました。
そのうえで「韓国とアメリカが監視偵察活動を続けており、韓日米3か国による北韓のミサイル情報の共有についても、予定通り進める」と強調しました。
これに先立ち、北韓は、先月31日の午前0時から今月11日午前0時の間に偵察衛星を打ち上げる計画だと、先月29日にIMO=国際海事機関に通告しました。
そして、予告期間初日の31日に衛星を乗せたとされるロケットを打ち上げましたが、韓半島西の海、西海(ソヘ)に落下して失敗しました。
これを受け、大統領室は、北韓が偵察衛星の打ち上げを口実に長距離弾道ミサイルの発射実験を行ったとみて、国連安保理決議に反する重大な挑発行為だと糾弾しました。
また、1回目の打ち上げ失敗後、北韓が、IMOに対して事前通告なしの打ち上げに踏み切る可能性を示唆したため、発射地とみられる地域を集中的に監視しているということです。
[Photo : YONHAP News]