ロシアのプーチン大統領は、21時間の北韓訪問を終え、次の訪問先のベトナムに移動しました。
 
プーチン大統領は、19日未明の午前3時ごろ平壌空港に専用機で到着し、正午から公式の歓迎式典に臨みました。
 
その後、首脳会談をはじめ、散策、演技観覧など、深夜にかけて、ほとんどの日程を、金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長とともにしました。
 
またプーチン大統領は、去年2月に次いで、今回も金委員長にロシア製の最高級自動車「アウルス」をプレゼントしました。
 
今回、新たに結んだ「包括的戦略パートナー」条約について金正恩委員長は、「ロシアとの同盟の百年の計を立てた。ロシアのような強力な国を戦略パートナーにできたことは、この上ない光栄だ」と述べました。
 
またプーチン大統領は、ウクライナへの軍事侵攻への北韓の支援に感謝の意を表し、「われわれは、アメリカを中心とする覇権主義と新植民地主義に対抗してともに戦っている」と強調するとともに、次の会談をモスクワで開きたいと提案しました。
 
ロシアのメディアによりますと、プーチン大統領が21時間の日程を終えて平壌を出発する際は、深夜だったにもかかわらず、平壌市民数千人が花や旗を手にして街頭や空港に繰り出して見送ったということです。
 
プーチン大統領は次の訪問先のベトナムに到着し、国賓としての日程を始めました。

[Photo : YONHAP News]