ニュース

韓半島 A to Z

主なニュース

韓国政府 ロシア大使に抗議 韓日米合同軍事演習も新たに実施へ

ニュース2024-06-21
韓国政府 ロシア大使に抗議 韓日米合同軍事演習も新たに実施へ

北韓とロシアが軍事的・経済的協力を強化するための「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名したことを受け、韓国政府は21日、韓国駐在ロシア大使を呼んで抗議し、韓日米3か国の結束を強化することで北韓とロシアに対抗する方針を明らかにしました。
 
外交部などによりますと、外交部の金烘均(キム・ホンギュン)次官はこの日の午後、ゲオルギー・ジノビエフ駐韓ロシア大使を外交部に呼び、北韓とロシアが結んだ条約や軍事協力に対する政府の立場を伝えました。
 
大統領室がNSC=国家安全保障会議を開き、「ウクライナへの従来の武器支援の方針について、見直しを検討する」と発表したことに続く措置です。
 
一方、韓日米3か国は北韓とロシアに対抗して連携を大幅に強化する方針です。
 
海上や航空戦力のほか潜水艦やサイバー空間など多様な領域で、韓日米3か国による連携強化を目指して新設した合同軍事演習「フリーダムエッジ」を来週末に初めて実施する予定で、今回の軍事演習にはアメリカ海軍の原子力空母「セオドア・ルーズベルト」も参加します。
 
北韓はこれまでも軍事演習に敏感に反応してきましたが、今回は北韓とロシアが同盟に準ずる条約を締結した直後に行われるだけに、緊張が高まっています。
 
北韓が韓日米3か国による軍事演習を「直接的な脅威」と規定した場合、条約を根拠にロシアと共同で対応するための交渉を始める可能性もあることから、今回の軍事演習は、北韓とロシアによる今後の対応を見積もるためのバロメーターになるものとみられます。

[Photo : YONHAP News]

新着ニュース