ことし1月から3月までに北韓を逃れて韓国入りした脱北者の数は、合わせて38人だったことがわかりました。
 
韓国統一部が17日、明らかにしたところによりますと、ことし1月から3月までに北韓を逃れて韓国入りした脱北者の数は、女性37人、男性1人の合わせて38人だったということです。
 
これで脱北者数は、累計で3万4352人になりました。
 
38人は、去年の同じ期間の43人よりは少ないものの、おととしの34人よりは多いものです。
 
年齢別には、20代と30代が合わせておよそ20人と、全体の半数以上を占めていました。
 
統一部によりますと、最近、20代と30代の割合は、常に50％を超えているということです。
 
今回韓国入りした脱北者のほとんどは、北韓が新型コロナウイルスの国内への流入を防ぐためとして国境を封鎖する前に脱北した人々で、韓国に亡命するまでおおむね5年以上、第三国に滞在していたということです。

[Photo : KBS News]