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韓日米制服組トップ ソウルで会談 安保協力強化へ

ニュース2025-07-11
韓日米制服組トップ ソウルで会談 安保協力強化へ

韓国、日本、アメリカの制服組トップによる会議が、ソウル龍山にある韓国軍合同参謀本部庁舎で開催され、北韓の軍事的脅威を含む域内の安全保障環境を評価するとともに、韓日米3か国の安保協力の強化策について議論しました。
 
今回の会議には、韓国軍制服組トップの金明秀(キム・ミョンス)合同参謀本部議長とアメリカ軍制服組トップのダン・ケイン統合参謀本部議長、日本の自衛隊トップの吉田圭秀統合幕僚長が出席しました。韓日米の制服組トップによる対面会議が韓国で開かれるのは初めてです。
 
金議長は冒頭発言で、「会議が3か国持ち回りで開催され、今回韓国で開かれたということ自体が、韓日米の安保協力が安定的に定着しつつあることをインド太平洋地域と全世界に示すものだ」と述べました。
 
また、「北韓の核とミサイルの脅威が高度化し、域内の安保上の挑戦的要因が依然としてある中、韓日米3か国の安保協力の推進力を維持し、持続的に発展させることが極めて重要だ」と強調したうえで、「今回の会議を通じて、韓国、アメリカ、日本の安保協力がさらに強化され、未来志向に発展していくことを期待する」と述べました。
 
さらに金議長は、「特に、日本の統合幕僚長が今回の会議を機に15年ぶりに韓国を訪問されたことは、韓日米の安保協力が以前よりもはるかに成熟し、堅固になっていることを意味する」と評価しました。
 
ダン・ケイン統合参謀本部議長は、「われわれ3か国は、それぞれの歴史において極めて重要な局面を迎えている」として、「北韓の脅威にとどまらず、真の責任分担に向けて共に未来への道を切り開いている」と述べました。
 
この発言は、韓日米の軍事協力の対象が北韓だけでなく、中国などに広がるべきだという認識を示すためのものとみられます。

[Photo : YONHAP News]

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