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金正恩氏とラブロフ外相が会談「同盟関係」強調

ニュース2025-07-14
金正恩氏とラブロフ外相が会談「同盟関係」強調

北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は、ロシアのラブロフ外相と北韓東部の元山(ウォンサン)で会談し、両国の戦略的連携を強調しました。
 
北韓国営の朝鮮中央通信によりますと、金委員長は12日の会談で、「北韓とロシアは同盟関係にふさわしく、あらゆる戦略的課題で立場を共有している」と述べ、両国の連携を強調しました。

ロシア外務省も、金委員長がラブロフ外相を「親しい友人」と呼び、温かく迎え入れたとして、抱擁や握手の様子を写真で公開しました。金委員長は、ウクライナでのロシアの「すべての行動」を引き続き無条件で支持する考えも改めて表明したということです。
 
ただ、今回の会談では、北韓とロシアの首脳会談に関する具体的な言及はありませんでした。専門家の間では、10月10日の朝鮮労働党創建80周年の記念日に合わせて、プーチン大統領の訪朝や軍事・観光分野での協力が本格化するとの見方も出ています。
 
一方、ラブロフ外相を歓迎する宴会は、今月オープンした元山葛麻(カルマ)海岸観光地区のホテルで開かれました。外国人がこの観光施設を訪れたのは今回が初めてで、ロシア人観光客の受け入れを視野に入れた外交活動とみられます。

ラブロフ外相は11日に北韓入りし、翌12日には崔善姫(チェ・ソンヒ)外相と会談。首脳間で署名された「包括的戦略パートナーシップ条約」の履行状況を確認したほか、ロシア側は、韓半島問題をめぐって北韓の立場を全面的に支持する意向を示しました。今後の南北・米朝対話で、ロシアが北韓の代弁者的な役割を果たす可能性も指摘されています。

[Photo : YONHAP News]

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