平壌と北京結ぶ列車 5年半ぶりに運行再開へ

北韓と中国が互いの首都を結ぶ旅客列車の運行を5年半ぶりに再開することで合意したことがわかり、中朝関係の回復の兆しではないかという見方が出ています。
これは、北韓の国家観光総局が運営する観光情報サイト「朝鮮観光」が16日に発表した国際列車のスケジュールで明らかになったもので、「平壌〜北京」間の往復列車が新たにスケジュールに加えられました。
この路線の列車は、2020年1月に新型コロナウイルスの拡大で運行が中断されていましたが、今回、運行が再開されれば5年半ぶりとなります。
また、北韓と中国を結ぶ航空路線も拡大される見通しです。
朝鮮観光に掲載された国際航路のスケジュールには、平壌と上海を結ぶ定期便が週2回運航される計画が示されています。
北韓は、「北京」便はおととしからすでに再開していますが、「上海」便はまだ再開していませんでした。
中朝関係は、近年のロ朝関係の急接近により、やや疎遠になっていましたが、最近では両国が「友好協力相互援助条約」締結64周年を記念し、平壌と北京の両方で盛大な記念行事を開催するなど、関係改善の動きがみられています。
[Photo : YONHAP News]