北韓がWBSCに加盟へ 世界野球ソフト連盟会長が訪朝

WBSC=世界野球ソフトボール連盟は、北韓を新たな加盟国として受け入れる方針を発表し、リッカルド・フラッカリ会長が北韓の首都・平壌(ピョンヤン)を訪問しました。
北韓は女子サッカーの強豪国として知られていますが、今回の加盟には、野球やソフトボールといった、これまであまり普及してこなかった競技の育成を進め、国際社会との交流を広げるねらいがあるとみられています。
スイス・ローザンヌに本部を置くWBSCは、今月18日、「北韓野球協会からの加盟申請を受け入れた」と発表しました。正式な北韓の加盟承認は、ことし10月にタイのバンコクで開かれる総会で決定される予定です。
平壌では、北韓体育省のパク・チョンジョン次官が、WBSCの代表団を迎えました。パク次官は、2018年に行われた南北のスポーツ会談にも出席した経歴があります。
一方、フラッカリ会長の北韓訪問の具体的な目的や日程については、現時点では明らかにされていません。
これまで「野球不毛の地」とも言われてきた北韓で、WBSCへの加盟とフラッカリ会長の訪問をきっかけに、野球がどのように発展していくのか注目されます。
[Photo : YONHAP News]