北韓 来月20日に最高人民会議を開催へ

北韓の国会にあたる最高人民会議が来月20日に、平壌(ピョンヤン)で開かれることになりました。
北韓の労働党機関紙「労働新聞」は今月19日、平壌の万寿台(マンスデ)議事堂で開かれた最高人民会議常任委員会の総会で最高人民会議の開催を決定したと伝えました。
今回の会議では、「穀物管理法」や「知的所有権法」の審議と採択、「都市経営法」の執行状況に関する報告などが主な議題となるということです。
焦点となるのは、憲法の改正が行われるかどうかです。
公式の発表では言及されていないものの、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は、「南北関係をもっとも敵対的な二国関係と位置付ける」としていて、こうした新たな方針が憲法に明記されるかどうかが焦点となっています。
これに関連して、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)労働党副部長は今月14日の談話で、「韓国との関係改善の意思は全くなく、この立場は今後憲法に固定されるだろう」と述べていました。
これは、まだ憲法改正が行われていないことを認めつつも、将来的には反映される可能性を示唆するものとみられています。
[Photo : YONHAP News]