韓国と日本、そしてアメリカの首脳が有事の際に直接連絡を取り合うホットラインの開設について、来月18日にアメリカで行われる韓日米の首脳会談で話し合われる可能性が出てきました。 
 
大統領室の関係者は、韓日米首脳会談と関連して、「首脳間のホットラインの開設も取り上げられる可能性がある」と述べました。
 
このホットラインは、北韓の核やミサイルによる挑発への対応を即時に検討したり、中国の経済的な圧力への対応を議論したりする場合などに使われる可能性があるということです。
 
3か国の首脳間でホットラインが設置されれば、これまで韓米および日米の2国間で行われてきた安保協力が、韓日米の枠組みへと拡大することが期待されます。
 
一方、先の文在寅（ムン・ジェイン）政権では、2018年の6月に、北韓との間で首脳間のホットラインが設置されました。
 
このホットラインは、テスト通話が1度行われただけで実際には使用されず、設置から2年後に、北韓の一方的な通知により廃止されています。

[Photo : KBS News]