北韓がハッキングを通して暗号資産を奪取している問題に関して、韓国と日本、アメリカは、サイバーセキュリティー分野での協力を強化することで北韓の外貨獲得のルートを遮断するため、初の高官級会議を開きました。 
 
会議は4日にテレビ会議形式で開かれ、韓国からは国家安保室のイム・ジョンドゥク第2次長、日本からは国家安全保障局の岡野次長、アメリカからはホワイトハウス国家安全保障会議でサイバー・先端技術を担当するニューバーガー副補佐官がそれぞれ首席代表として出席しました。
 
今回の会議では、北韓がハッキングなどで手に入れた暗号資産を大量破壊兵器の開発資金として使えないようにするための対策について議論されました。
 
また、韓日米の緊密な情報共有や、暗号資産の取引履歴をわからなくする匿名化サービス「ミキサー」に対する措置などについても意見が交わされたということです。
 
韓日米の3か国は、9月初めに再度会議を開き、今回の協議内容を具体的に進めていく方針です。

[Photo : KBS News]