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韓日米の高官 北韓の弾道ミサイル発射直後に電話協議

ニュース2023-09-01
韓日米の高官 北韓の弾道ミサイル発射直後に電話協議

北韓が弾道ミサイルを発射した直後に、韓国と日本、それにアメリカの3か国の高官が電話で協議していたことがわかりました。

北韓は先月30日午後11時40分から11時50分までの間に、韓半島東の海、東海(トンヘ)に向けて、短距離弾道ミサイル2発を発射しています。

外交部の報道官が先月31日の定例会見で発表したところによりますと、北韓が前日の深夜に短距離弾道ミサイルを発射した直後、外交部の金健(キム・ゴン)韓半島平和交渉本部長と日本外務省の鯰博行アジア大洋州局長、そしてアメリカ国務省のソン・キム北韓担当特別代表が電話で協議したということです。

3氏は、北韓が先週、宇宙発射体と主張する飛翔体の発射に失敗したのに続いて、弾道ミサイルの発射に踏み切り、域内の平和と安定を損ねていることを強く非難し、ただちに挑発を止めるよう求めました。

また、北韓が今後、重要な記念日に合わせてさらなる挑発に踏み切る可能性があるとして、注意深く見守ることで一致しました。これは、北韓が今月9日の建国記念日に合わせて、挑発行為を行う可能性があることを意識したものとみられます。

3氏は、先月18日の韓日米3か国の首脳会談以降、一層緊密になった3か国の連携にもとづき、どんな挑発にも断固として対応していく方針を示しました。

一方、北韓が、韓米合同軍事演習に対応するために先月29日に「全軍指揮訓練」を開始し、さらに、アメリカが戦略爆撃機を韓半島に展開させたことへの対抗措置として30日に弾道ミサイルを発射したことについて、報道官は、「韓米合同軍事演習は、北韓の高度化した核とミサイルの脅威から韓国国民を守るための正当な防衛的訓練だ」としたうえで、北韓に対して、威嚇や挑発によって意図的に緊張を高める行為をただちにやめるよう促しました。



[Photo : YONHAP News]

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