元北韓外交官の脱北者 統一部長官の特別補佐に
統一部長官の特別補佐として、北韓の外交官出身で、韓国に亡命した高英煥(コ・ヨンファン)氏が任命されました。
特別補佐のポジションは、尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権による統一部改革の一環として、今回、新たに設けられました。
統一部の金暎浩(キム・ヨンホ)長官は、高補佐について、自由民主主義体制と全体主義体制の両方を経験した人材だとしたうえで、高補佐官の専門性を通して統一部の能力が画期的に高まることが期待されると述べました。
1953年生まれの高氏は、平壌外国語大学でフランス語を専攻し、外交官として活躍したあと、1991年に韓国に亡命しました。韓国では、国家安保戦略研究院の副院長を務めたほか、統一部の統一未来企画委員会のメンバーとしても活躍しました。
高補佐は今後、脱北者や北韓に関する情報の分析などで、統一部長官のアドバイザーとしての役割を担当するほか、講演などの活動を通して北韓の実情を広く伝える業務を担当します。
任期は1年で、2回延長することができます。
[Photo : YONHAP News]