北韓「プーチン大統領が金委員長の訪朝要請受け入れ」
北韓のメディアは14日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長とロシアのプーチン大統領が前日に会談したことを明らかにしたうえで、金委員長がプーチン大統領に北韓への訪問を提案し、プーチン大統領はこれを快く受け入れたと報じました。
北韓の朝鮮中央通信は14日、「前日のロ朝首脳会談と夕食会のあと、金委員長がプーチン大統領に対して都合のいい時期に北韓を訪れてほしいと丁重に招待した」と報じました。
プーチン大統領は、招待を快く受け入れ、ロ朝親善の歴史と伝統をこれまでと同様に続けていく意向を改めて表明したということです。
ロシア大統領府の報道官は、首脳会談の直後、記者団に対して、「プーチン大統領が北韓を訪問する計画は、いまのところない」と話しました。
ただ、ロシアのラブロフ外相と崔善姫(チェ・ソンヒ)外相が近く会談することで合意し、来月初めにも、北韓で会談する可能性があると明らかにしました。
金委員長とプーチン大統領は13日、ロシア極東にある宇宙基地で4年5か月ぶりに会談し、さまざまな分野での協力の強化を話し合ったとされています。
ロシア大統領府の報道官は、今回の会談で、北韓軍のウクライナへの派兵の問題は議論されなかったと明らかにしました。
この報道官によりますと、北韓が希望すれば、北韓の宇宙飛行士を訓練して宇宙に送り出す案が話し合われたれたということです。
[Photo : YONHAP News]