すでに数か月前からロシアに兵器提供か 北韓
北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は、ロシアのプーチン大統領との会談で、ロシアによるウクライナ侵攻を支持する立場を明らかにしましたが、北韓はすでにロシアに対して、弾薬や兵器を提供していたとする見方が出ています。
ウクライナ国防省の情報機関「情報総局」のキリル・ブダノフ局長は、13日、現地のメディアに対して、北韓とロシアは1か月半ほど前から協定を結んで、兵器の提供が始まっていると、語りました。
ブダノフ局長の言う1か月半ほど前は、ロシアのショイグ国防相が北韓を訪問した時期と重なります。
一方、15日づけの韓国の東亜日報によりますと、韓国政府は、北韓がロシアに対して砲弾など従来型の兵器を提供していることを、数か月前から把握していたということです。
韓国政府消息筋によりますと、ロシアが北韓に対して支援を要請したのは、去年の6月ごろで、この情報は、韓国独自のルートで入手したということです。
東亜日報は、北韓がすでに数か月前からロシアに対して兵器の提供を行っていたとみられることから、「今回の金委員長のロシア訪問は、プーチン大統領が北韓の積極的な支援に謝意を示したものである可能性がある」と報じています。
[Photo : YONHAP News]