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北韓 近く新たな偵察衛星打ち上げか 米メディアが衛星写真分析

ニュース2024-05-06
北韓 近く新たな偵察衛星打ち上げか 米メディアが衛星写真分析

北韓北西部の西海(ソヘ)衛星発射場で、エンジンの燃焼実験が行われた様子が衛星写真で確認されたことから、近く、北韓が偵察衛星を打ち上げる可能性があると、アメリカのメディアが報じました。
 
アメリカの北韓専門メディア、NKニュースは5日、衛星写真サービス企業「プラネットラボ」が先月21日から26日にかけて撮影した衛星写真を公開し、北韓の北西部にある平安北道(ピョンアンプクド)東倉里(トンチャンリ)の西海衛星発射場で、ロケットエンジンの燃焼実験が行われたとみられると報じました。
 
写真には、垂直式のエンジン実験台の下の植物が枯れているのが写っていて、NKニュースは、燃焼実験の際に放出された化学物質と熱が原因だと分析しています。
 
NKニュースは、去年7月中旬にも、同じ場所でエンジン燃焼実験が行われた様子を確認しており、北韓は、その1か月後の8月に偵察衛星の打ち上げを行いましたが、失敗しました。
 
NKニュースは、エンジンの燃焼実験のほかにも、ここ数週間、発射台周辺で何らかの施設の新築工事が行われるなど、発射場内の活動が活発になっていると指摘しています。
 
北韓は去年11月、軍事偵察衛星「万里鏡(マンリギョン)1号」を地球の周回軌道に投入することに成功して、ことしは、3基を追加で打ち上げる計画を表明しています。

[Photo : YONHAP News]

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