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- 芸術団派遣を優先する北韓
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北韓が15日の南北実務者協議で芸術団の派遣を協議することを逆提案してきた背景には、選手団については多くの人数を派遣することにはなりそうにないため、この際、芸術団の派遣に力を入れようとしているものとみられます。
韓国統一部の関係者はこれについて、芸術団の人数が多く、派遣に伴う準備に時間がかかることから、まずは芸術団の派遣をめぐる実務者協議を提案してきたものとみられると述べました。
今月9日に開かれた南北高官級会談で、北韓は選手団、応援団、芸術団、テコンドー試演団などを派遣することで韓国側と合意しましたが、選手団は出場資格などの問題で10人から20人程度にとどまる見込みです。このため北韓からは芸術団の派遣が中心になる見通しです。
北韓側の逆提案によって、15日はまず芸術団の派遣をめぐる協議が行われましたが、韓国側が提案した平昌オリンピックへの参加全般について協議することを北韓側が拒む可能性は低いものとみられています。
統一部の関係者は、板門店の連絡ルートを通じて協議が進められており、選手団派遣についても近く協議の日程が決まるだろうと話しています。
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2018-01-15
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- 南北合同チームは女子アイスホッケーだけ 韓国政府
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平昌オリンピックでは、女子アイスホッケー以外の種目で南北合同チームは検討されていないことが分かりました。
文化体育観光部の関係者は15日、フィギュアスケートやボブスレーの南北合同チームが検討されているのかというメディアからの質問に対して、「女子アイスホッケー以外の種目で南北合同チームは検討されていない。計画もない」語りました。
女子アイスホッケーの南北合同チームについては、今週末の20日にスイスのローザンヌでIOC主催の南北体育会談が開かれ、調整を進める予定です。
この女子アイスホッケーの南北合同チームについて、文化体育観光部の関係者は、23人のエントリー枠を拡大するなどして、韓国側に影響がない方向で検討を進めると述べました。
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2018-01-15
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- ビッグデータは好意的 平昌五輪への北韓参加
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北韓が平昌オリンピックへの参加を表明したことについて、韓国では歓迎する意見が多いことが分かりました。
ビッグデータの分析を行うダウム・ソフト社によりますと、平昌冬季オリンピックへの北韓の参加については、去年12月1日から9日までの調査では好意的な書き込みは46%、否定的な書き込みが54%と、否定的な意見が過半数を占めていました。
否定的な書き込みを見ますと、北韓の参加費用を韓国が支援することに対して反対の意見が最も多く、また北韓が参加すること自体に反対する意見も多くを占めていました。
しかし今月9日の南北高官級会談で北韓が参加を表明したあとの書き込みは、好意的な意見が64%に増え、否定的な意見は36%に減りました。
好意的な意見では、「歓迎」ということばが最も多く使われ、「成功」「平和」という表現も多く使われました。
ダウム・ソフト社は、このビッグデータを分析するにあたって、ブログ1435万件、ツイッター4億4886万件、ニュース90万件を分析したとしています。
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2018-01-15
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- 北韓が韓国に揺さぶり 文大統領会見を非難
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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、年頭の記者会見で北韓の核問題や経済制裁などについて言及したことに対して、北韓の複数の国営メディアが強く非難しました。
文在寅大統領は、10日、大統領府青瓦台で行った年頭の記者会見で、南北の関係改善において韓半島の非核化は譲れない課題であり、北韓が軍事挑発を続ける場合、経済制裁を強めていく考えを示しています。
これについて、朝鮮中央通信や朝鮮中央放送など複数の北韓の報道機関は、14日、「和解の局面に冷や水を浴びせるようなとんでもない発言だ」と強く非難しました。
さらに平昌オリンピックに北韓の選手団が参加することについて、「大会に参加するわれわれの代表団は、まだ平壌(ピョンヤン)にいることを忘れてはならない」と述べ、大会への不参加の可能性もあることをにおわせて韓国を脅しました。
これについて専門家は、今回の北韓の反応は公式の声明ではなく、メディアによる報道であるため、15日に行われる南北の実務者協議に先立って、韓国政府に揺さぶりをかける狙いがあるものと分析しています。
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2018-01-15
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- ソウルでも聖火リレー 平昌五輪ムード高まる
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来月9日から開かれる平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックを前に韓国国内を回っている聖火が13日、ソウル入りし、ソウル市内を回る聖火リレーが始まりました。
聖火は、去年10月にギリシャのオリンピア遺跡で採火され、去年11月1日に仁川(インチョン)空港に到着し、釜山(プサン)、大邱(テグ)など全国を巡って、ソウルに到着しました。
聖火はソウルで13日から16日までの4日間、4つのコースに分かれて合計103キロを、市民や有名人らおよそ600人がつなぎます。
13日は、サッカーのワールドカップ競技場があるソウル麻浦(マポ)区上岩(サンアム)洞でフリースタイルスキー選手のパク・ヒジンさんがスタートを切り、集まっていた多くの市民から大きな歓声があがりました。
その後、サッカー韓国代表チームの元監督、チャ・ボムグンさんが走者として参加し、走りながらボールを蹴るパフォーマンスを披露して、沿道の人を喜ばせました。
聖火は、ソウル市内を巡ったあと、京畿道北部を経て開催地の江原道(カンウォンド)に向かうことになります。
ソウルでのオリンピック聖火リレーは、1988年夏のソウルオリンピック以来のことです。
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2018-01-13
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- 南北実務者会談、15日を提案 平昌五輪への北韓参加
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韓国政府は、平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックへの北韓の参加を話し合うための南北実務者会談を15日午前10時から板門店の韓国側施設「平和の家」で開くことを北韓に提案したと、12日、発表しました。
韓国と北韓は、9日に行われた南北高官級会談で、北韓が平昌オリンピックに選手団を派遣することで合意し、具体的な内容は実務者会談を開いて話し合うことになりました。
この実務者会談に韓国側からは、先の南北高官級会談に出席した統一部の千海成(チョン・ヘソン)次官を首席代表とする3人の代表団を派遣するとしています。
会談では、北韓選手団の規模や出場競技、韓国への移動方法などが主な議題になるとみられています。
北韓が韓国側の提案を受け入れれば、南北は実務者会談で合意した内容をもとに、スイス・ローザンヌのIOC本部で現地時間の20日に会議を開き、韓国と北韓の代表団に平昌の組織委員会を加えた4者で、北韓のオリンピック参加について話し合うとしています。
IOCは、北韓が出場枠を手に入れていたフィギュアスケート・ペア以外の種目でも、開催国特別推薦枠で北韓を出場させることを前向きに検討しています。
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2018-01-13
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- 日本のメダリスト 平昌五輪の聖火リレーに登場
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来月9日から開かれる平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックの聖火は12日、韓国西部の仁川市内をめぐり、この日のリレーには、2006年のトリノオリンピック・フィギュアスケート金メダリストの荒川静香さん、2010年のバンクーバーオリンピックのフィギュアスケート銅メダリスト高橋大輔さん、鈴木大地スポーツ庁長官も参加しました。
冬季オリンピックの聖火は13日にソウルに到着し、市内の4つのコース、合わせて103キロを巡るということです。
ソウル市は、4つのコースのゴール地点で多彩なイベントを行いますが、一番の見どころは、ソウル中心の光化門(クァンファムン)広場で13日に行われる「御駕(オガ)行列」によるリレーで、伝統衣装を着た300人あまりの文武百官や楽隊が王様が乗る神輿とともに練り歩く行列が再現されます。
ソウルを巡ったあとは、京畿北部を経て開催都市の江原道(カンウォンド)に向かうことになります。
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2018-01-12
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- 平昌冬季五輪の聖火リレー 13日からソウル巡る
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来月9日から開かれる平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックの聖火が13日、ソウルに到着します。
ソウル市が11日、発表したところによりますと、聖火は13日から16日まで、元サッカー韓国代表監督のチャ・ボムグン氏や俳優のチャ・スンウォン、パク・ボゴムら著名人や一般の市民の走者600人あまりによって市内の4つのコース、合わせて103キロを巡るということです。
聖火は、去年10月にギリシャのオリンピア遺跡で採火され、11月1日に仁川(インチョン)空港に到着し、済州(チェジュ)、釜山(プサン)、光州(クァンジュ)、大田(テジョン)、世宗(セジョン)、大邱(テグ)、京畿(キョンギ)南部、再び仁川を巡って、ソウルに到着します。
ソウルを巡ったあとは、京畿北部を経て開催都市の江原道(カンウォンド)に向かうことになります。
韓国国内での聖火リレーの総距離は2018キロで、101日間にわたって7500人の走者が参加します。
ソウル市は、4つのコースのゴール地点で多彩なイベントを行い、オリンピックの雰囲気を盛り上げる方針です。
一番の見どころは、ソウル中心の光化門(クァンファムン)広場で13日に行われる「御駕(オガ)行列」によるリレーで、伝統衣装を着た300人あまりの文武百官や楽隊が王様が乗る神輿とともに練り歩く行列が再現されます。
また、14日、蚕室(チャムシル)総合運動場、15日、国立中央博物館、16日、汝矣島(ヨイド)漢江公園でもイベントが行なわれ、漢江公園では花火も打ち上げられます。
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2018-01-12
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- 男子フィギュアのチャ・ジュンファン 「五輪忘れて自分の演技を」
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平昌冬季オリンピックのフィギュアスケート男子シングルへの出場権を獲得したチャ・ジュンファンが、「初のオリンピック出場という負担感と緊張感は全て忘れ、自分にできる最高の構成と難易度でベストを尽くしたい」と述べました。
チャャ・ジュンファンは、練習のためカナダに出国する一日前の11日に記者会見を行い、「オリンピックでは最高難易度でクリーンな演技を目指したい」と述べました。
平昌冬季オリンピック出場権をかけたコリア・フィギュアスケート・チャンピオンシップで、チャ・ジュンファンは、フリースケーティングの音楽を前シーズンの音楽に変え、ショートプログラムに一つ、フリーに二つ入れていた4回転ジャンプも、フリースケーティングに一つだけにするなど、プログラム構成を簡素化し完成度を高めました。
オリンピックでは、ショートとフリーに一つずつ、4回転ジャンプを入れる計画だということです。
チャ・ジュンファンはこれについて「コンディションにもよるが、もし調子がよくなれば、ブライアンオーサーコーチと相談し、難易度を少し上げることもできると思う」と述べました。
他の選手を意識して難易度を上げるより、自分にできる範囲内でベストを尽くしたいということです。
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2018-01-12
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- 北韓 20人程度の選手団を平昌五輪に派遣か
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北韓が先の南北高官級会談で、来月の平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックに派遣する選手団を20人程度で構成する意向を韓国側に伝えたもようです。
与党関係者が11日、聯合ニュースの取材に対し、政府関係者の話として明らかにしたものです。
この関係者は、「北韓の選手団のために韓国選手団の規模が縮小するのではという懸念を北韓もよく承知していた。北韓は推薦枠を得るなどして韓国の選手団に被害が及ばないようにする考えを伝えたようだ」と述べました。
9日の南北高官級会談で、南北は、北韓の平昌オリンピック参加に関する詳細を議論するための実務会談の開催に合意し、具体的な日程は板門店の連絡チャンネルを通じて協議することで一致しています。政府は、来週中には実務会談が開かれるものと期待しています。
北韓は、平昌冬季オリンピックに政府高官による代表団、応援団、芸術団、参観団などを派遣すると表明しており、韓国側は、韓国訪問のルートや宿泊など、韓国側の準備状況について説明するとともに、大会開会式への共同入場や共同文化行事などを提案しています。
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2018-01-11
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