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韓米FTA再交渉結果を公式発表

ニュース2010-12-06

韓米FTA=自由貿易協定の再交渉に当たった外交通商部の金宗壎(キム・ジョンフン)通商交渉本部長が5日、再交渉の内容について、「自動車部門では韓国が譲歩し、豚肉などの部門ではアメリカの譲歩を取り付けた」と公式発表しました。
発表内容によりますと、自動車の関税撤廃について、アメリカは韓国製自動車に対する関税2.5%を発効させた後、4年間維持し、韓国はアメリカ製自動車に対する関税8%を4%に引き下げた後、4年間維持するとしています。
これによって韓米FTAが発効して4年間、アメリカは韓国製自動車と競争するまでの時間を稼ぐことができるようになりました。
またアメリカの強い要求で、韓国製自動車があまりに大量に進出した場合、これを緊急に輸入制限できる特別セーフガードの条項を新設し、関税が撤廃されてから10年間、発動できるようになりました。
これについて金宗壎本部長は「自動車部門のセーフガードは相互主義として導入されたもので、これまでの例では実際に発動されたことは一度もなく大きく憂慮すべき問題ではない」と強調しました。
そしてトラックに対する関税の場合、当初25%の関税を9年間に一定の割合で撤廃することになっていたのを、再交渉では発効して7年が経過した時点から均等に撤廃していくことになりました。
一方、韓国側はアメリカ産豚肉の関税を撤廃する時期を当初の2014年から2年先の2016年に延長し、コピー薬といわれる後発医薬品に対する制度が当初より1年半遅い、発効3年後から実施することになり、韓国の製薬業界は売り上げ損失を減らすことができます。
また韓国企業がアメリカ支社に派遣する従業員に対するビザの有効期限もこれまでの最長3年から5年に延長されました。
韓米両国は今回の再交渉で合意した内容は 既存のFTA協定文を変えることなく、拘束力のある書簡の形で交換することにしており、来年初めに署名した後、国会に批准同意案を提出することにしています。

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