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北韓 「22日の発射は核弾頭搭載可能な超大型放射砲」

ニュース2024-04-23
北韓 「22日の発射は核弾頭搭載可能な超大型放射砲」

北韓は、22日に発射したミサイルについて、核弾頭を搭載可能な「超大型放射砲」だと発表しました。この放射砲は、韓国を奇襲攻撃するために開発されたとみられていて、韓国では脅威と受け止められています。 

北韓の労働党機関紙「労働新聞」は23日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の立ち会いのもと、核兵器による反撃を想定した超大型放射砲の発射訓練が22日に実施されたと伝えました。

韓国軍の合同参謀本部は、22日午後、北韓が平壌付近から短距離弾道ミサイル数発を発射したと発表していました。

労働新聞が発表した超大型放射砲の発射は、この短距離弾道ミサイルのことを指すものとみられます。

労働新聞は、このミサイルには戦術核弾頭の搭載が可能で、発射された4発が352キロ離れた島に命中したとしていますが、これが事実であれば、韓国の陸海空軍の本部がある忠清南道(チュンチョンナムド)鶏龍台(ケリョンデ)や、全羅北道(チョンラブクト)の群山(クンサン)空軍基地などが射程距離に入ることになります。

韓米の空軍は、今月12日から26日にかけて、群山基地で軍用機100機あまりを投入する合同訓練を行っています。

北韓の労働新聞は、今回、超大型放射砲を発射した理由について、韓米の合同軍事訓練への対抗措置だと説明しています。

北韓は、先月19日にも超大型放射砲6発を発射し、砲弾を空中で爆発させる試験も行ったとしています。

[Photo : KBS News]

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