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蔚珍原発1号機の復水器に異常 運転中断

ニュース2011-12-14

慶尚北道(キョンサンブクド)蔚珍(ウルジン)郡にある蔚珍原子力発電所で、13日午後8時5分ごろ、電力生産のための重要な設備であるタービンに問題が発生し、1号機の運転が止まりました。
蔚珍原発の関係者によりますと、発電所内の補助ボイラーの性能をテストする過程で異常が発生し、1号機の稼動が停止したということです。
異常が起きたのは復水器と呼ばれる装置で、発電に必要なタービンを回した後の蒸気を水に還元させて再び蒸気発生器に送るものですが、内部を真空状態に保っておく必要があります。
原発側は、「復水器内に一部空気が流入し、運転が停止した。復水器は放射能とは直接関係がないため、放射能物質の流出など、安全には問題はない」と説明しています。
稼動が停止した1号機は、原子力安全技術院が精密調査と安全点検を実施した後、再稼働の承認を得て、早期に稼動を再開する予定です。
蔚珍原発1号機は、1988年8月から商業運転に入っていますが、現在、蔚珍原発では6基のうち1号機と整備中の4・5号機の3基が運転停止状態になっています。
一方、釜山市にある古里(コリ)原子力発電所の3号機も14日午前、運転が止まり、電力当局が原因を調べています。
こうした原発の相次ぐ運転停止で、韓国電力は電力供給に影響がないよう対応を検討しています。

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