国防部が30日、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム、サード（THAAD）の新しい配備先に、慶尚北道（キョンサンブクド）星州（ソンジュ）郡のゴルフ場を決めたことについて、近くの金泉（キムチョン）市の住民らが激しく反発しています。
国防部は、元々サードの配備先として、慶尚北道（キョンサンブクド）星州郡（ソンジュグン）のど真ん中の星山里（ソンサンリ）一帯を決めていましたが、サードのレーダーが星州郡の中心部を通るおそれがあるとして、星州郡の住民らが激しく反発しました。
こうしたことから、新たな配備先は星州郡の中心部から離れた星州郡北部の草田面（チョジョンミョン）にあるゴルフ場に変更されました。
しかし、草田面は金泉市に近いことから、今度は金泉市の住民が反発しています。
また、円仏教関係者らも、新しい配備先となるゴルフ場から500メートル以内に円仏教の聖地があるとして、反発しています。
金泉市の住民らは、今回の配備先変更の過程で、国防部が住民に対する説明責任を果たしておらず、一方的に通告したことにも問題があるとしており、今回の決定を受け入れらないとして、反対集会を開いていくとしています。

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