大量殺傷兵器を除去するためのアメリカ軍の部隊が、8日から行われている韓米合同軍事演習「キーリゾルブ」に参加していることが分かりました。
在韓米軍のシャープ司令官は11日、ソウル市内の韓米連合軍司令部で行われた記者会見で、「アメリカ軍は大量殺傷兵器を除去するための部隊を運用しており、この部隊はキーリゾルブに参加している。有事の際に韓半島に派遣されるだろう」と語りました。
大量殺傷兵器除去部隊が韓米合同軍事演習に参加していることが公表されたのはこれが初めてです。
シャープ司令官はまた、「北韓が保有する大量殺傷兵器を除去するのは韓米両軍の共同の責任であり、大量殺傷兵器と関連した情報を収集し、除去するための対応で、韓米両軍は緊密に連携していく」と語りました。
一方、2012年4月には戦時作戦統制権が韓国軍に移管されることになっていますが、その場合、有事の際に指揮権が二元化して戦争遂行能力に支障があるのではないかと心配されていることについて、「戦時作戦統制権が移管されれば指揮官は韓国軍の合同参謀議長になり、韓米両軍は合意した単一の作戦に基づいて戦争を遂行することになるだろう」として、戦争遂行能力に支障が出ることはないと強調しました。

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