李明博（イ・ミョンバク）大統領の最側近がまた一人逮捕されました。
大検察庁中央捜査部は、7日、李明博大統領側近の朴永俊(パク・ヨンジュン)前知識経済部次官（51）を、特定犯罪加重処罰法上のあっせん収賄罪の容疑で逮捕し、ソウル拘置所に収監しました。
検察によりますと、逮捕された朴永俊容疑者は、
李明博ソウル市長の大統領選挙陣営で活躍していた2006年から2007年にかけて、ソウル市内のトラックターミナルを再開発し大型ショッピングモールを作る流通団地施工会社の元代表から許認可の請託を受け、およそ1億7000万ウォンを受け取っていたということです。
この事件と関連し、検察は、すでに崔時仲前放送通信委員長(75)を、同じくあっせん収賄の容疑で、先月30日、逮捕しています。検察は、朴永俊容疑者について、兄の名義の銀行口座に振り込まれた20億ウォンの出所などを調べることにしています。
検察はまた、これとは別に、国務総理室傘下の公職倫理支援官室による民間人違法査察事件に朴永俊容疑者が深く関わっているとする疑惑についても調べることにしています。
朴永俊容疑者は、当時、青瓦台の企画調整秘書官を務めていた人物で、かつては李明博大統領の実兄である李相得(イ・サンドゥク)セヌリ党議員の補佐官を務めたことがあり、これまで野党と与党の一部から総理室による違法査察の背後にいる人物と目されてきました。
 

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