北韓の張成沢氏の処刑をきっかけに、北韓の動向が注目されるなか、韓国政府は、NSC＝国家安全保障会議の機能をさらに強化するため、常任委員会と常設事務処を新たに設けることになりました。
これは、大統領府青瓦台が20日明らかにしたもので、 朴槿恵(パク・クネ)大統領は、NSC＝国家安全保障会議の機能を強化するための常設組織として、常任委員会と常設事務処を新設することを正式に許可したということです。
新設されるNSCの常任委員会は、国家安保室長が委員長を務め、週1回、外交安保政策について調整したあと関連対策を大統領に報告し、必要な場合には、国家安全保障会議を開催することになっています。
また、常設事務処は、国家安保室第1次長が兼任し、常任委員会の運用状況を点検することになっています。
NSCの常設事務組織については、張成沢氏の処刑をきっかけに、北韓の動向が注目されるなか、朴槿恵大統領が今月16日、外交安保関係閣僚会議で設置を検討するよう指示していたものです。
北韓は、19日、韓国に対して、「予告なく打撃する」と威嚇する電話通知文を送ってきています。

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