韓国、日本、アメリカ3か国の防衛相会談が4日、シンガポールで開かれ、北韓の核やミサイルについての3か国による情報交換の強化や北韓のミサイル発射を想定した3か国による初めての共同訓練を行うことで一致しました。
アジア安全保障会議に出席するためシンガポールを訪れている韓民求（ハン・ミング）国防部長官は4日、アメリカのカーター国防長官、日本の中谷防衛大臣との韓日米3か国の防衛相会談に臨みました。
会談で3か国は、北韓の4回目の核実験や相次ぐ弾道ミサイルの発射は明白な国連安保理決議違反だとして強く糾弾しました。
そして北韓が弾道ミサイルを発射した際の今後の連携を強化するため、ミサイルの発射を想定した3か国による初めての共同訓練を今月末に行うことで一致しました。
3か国がミサイルの発射を想定した共同訓練を行うのは初めてです。

またこれに先立って行われた韓国と日本の防衛相会談では、北韓問題に緊密に対応するため、防衛相同士が連絡を取り合える直通電話を開設することで一致したと日本のメディアが伝えましたが、韓国国防部は、1999年に日本との間に設置した局長級の直通電話を補強するものだと説明しています。

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