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文大統領  平昌五輪で南北合同チームを 

ニュース2017-06-25
文大統領  平昌五輪で南北合同チームを 

文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、来年2月に韓国の平昌(ピョンチャン)で開かれる冬のオリンピックで南北が合同チームを結成し、開会式で合同入場行進を行うことなどを北韓に提案しました。
文大統領は24日、全羅北道(チョルラプクド)茂朱(ムジュ)で開幕した世界テコンドー選手権大会の開会式で挨拶し、「来年2月に平昌で開かれる冬季オリンピックに、北韓選手団が参加すれば、人類の和合と平和促進というオリンピック価値を実現するのに大きく寄与すると思う」と述べ、北韓に対して選手団の参加と南北合同チームの結成を呼びかけました。
文大統領はまた、「南北選手団が合同で入場行進した2000年のシドニーオリンピックの感動をもう一度味わいたい」と述べ、開会式での合同入場行進を提案するとともに、「北韓の応援団も参加し南北和解の転機となることを期待する」と述べました。
今回の世界テコンドー選手権大会には北韓から32人の役員・選手団が参加しており、北韓の国際テコンドー連盟名誉総裁でIOC=国際オリンピック委員会の委員でもある張雄(チャン・ウン)氏も文大統領の演説を見守りました。
文大統領はスポーツ交流を通じた南北関係改善を掲げており、張雄IOC委員に対して積極的な協力を要請するとともに、政府として必要な努力と支援を惜しまない考えを強調しました。
これに先立って、張雄氏は23日、韓国に入国した際、空港で記者団の質問に答え、韓国政府が北韓との共同開催や合同チームの結成などを検討していることについて、「その意思を北韓に持ち帰る」と話していました。
張雄氏は、期間中茂朱などで韓国の統一部次官や文化体育観光部長官らと会うことになっています。
一方、IOCのバッハ会長は30日の閉会式に出席したあと、文在寅大統領のアメリカからの帰国を待って、来月3日に文大統領と会談することになっており、IOCがどのような見解を示すのかに関心が寄せられています。

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