大韓航空が、旅客機内で暴行事件などを起こした乗客の搭乗を拒否する、いわゆる「ノーフライ制度」を、6月中旬から施行していると明らかにしました。
「ノーフライ制度」は、機内で乗客による暴行事件などが起きた場合、他の乗客と客室乗務員の安全を守るためのもので、▲身体接触を伴う暴行行為、▲セクハラなど性的羞恥心または嫌悪感を感じさせる行為、▲暴言、損壊などの業務妨害行為を繰り返した乗客に対し、その内容を1から3までの等級を分け、それぞれ3年、5年、永久の搭乗拒否の措置をとることにしています。 乗客の搭乗を拒否する制度は、日本航空、デルタ航空などでも施行されています。
最近、飛行中の機内で暴行事件などが相次いで発生し社会問題となっていますが、大韓航空の今回の措置は、乗客による機内での問題行為などに航空会社が積極的に対応し、他の乗客の安全を保障するという趣旨のものとみられています。

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