陸軍大将の朴贊珠（パク・チャンジュ）第2作戦司令官夫妻が、官舎で働く兵士らにパワハラを行ったとして軍人権センターが監査を依頼した問題で、国防部は4日、中間監査結果を発表し、「相当部分で事実であることが確認された」として、朴第2作戦司令官を職権乱用と苛酷行為などの容疑で、軍検察で捜査を進める方針を明らかにしました。
また妻については、軍検察が参考人として調べを進め、必要であれば民間の検察に捜査を依頼する方針だということです。
この問題は、第2作戦司令官夫妻が官舎で働く兵士らに対して、手首に呼び出しベルを着用させたほか、ゴルフボール拾いや料理、息子の面倒など家庭内のあらゆる仕事を強要し、暴言を繰り返していたとされるもので、軍人権センターが国防部に監査を依頼するとともに、軍検察に告発状を提出したものです。
元兵士のひとりは、「毎日が地獄のようだった」と話しているということです。
国防部は、このような弊害がほかにもあるとみて、陸軍の90の官舎で働く兵士らおよそ100人を対象に、人権侵害の有無について調査を進めることにしています。

[Photo : ]