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釈放された三星副会長 三星電子の経営に注力か

ニュース2018-02-06
釈放された三星副会長 三星電子の経営に注力か

朴槿恵(パク・クネ)前大統領側への贈賄罪などに問われ、5日開かれた控訴審判決公判で執行猶予付き判決を受けて釈放された三星グループ経営トップの三星電子副会長、李在鎔(イ・ジェヨン)氏は5日、ソウル拘置所前に姿を現し、報道陣に対し、「良い姿をお見せできず申し訳ない」と謝罪しました。
そのうえで、「この1年間は自分を振り返る本当に大切な時間だった」とし、「これからさらに注意深く行動したい」と述べました。
そのあと、李氏は、2014年に心筋梗塞で倒れた父の李健熙(イ・ゴンヒ)会長が入院中の病院を訪れました。
ソウル高等裁判所は5日の判決公判で、李氏に懲役2年6か月、執行猶予4年を言い渡しました。
三星ではトップ不在が長引き、経営への影響が懸念されていましたが、李氏は経営に復帰する見通しです。ただ、当面の間はグループ全体の総括ではなく、三星電子の経営に集中し、グループの系列会社は、取締役会を中心に経営が行われるものとみられています。
李氏の釈放について、経済団体は国家経済にプラスになるとしていますが、市民団体は財閥トップを特別扱いしているとして強く反発しています。
海外のメディアは、「最大手企業のリーダーシップの不在が終わった」、「財閥に甘い処罰を下したことは検察に打撃となるだろう」などと伝えています。

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