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米朝会談の場所は? ワシントンの可能性も

ニュース2018-03-09

史上初の米朝首脳会談がどこで行われるかに関心が集まっています。
ホワイトハウスは現地時間の8日、「トランプ大統領が、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の会談の提案を受け入れた。具体的な日程や場所は今後、決めることになる」と明らかにしました。
会談の場所は、金委員長のホームグラウンドといえる平壌が有力視されています。
2回の南北首脳会談が平壌で行われたほか、実現には至らなかったものの2000年に予定されていた当時のクリントン大統領と金正日(キム・ジョンイル)国防委員長との首脳会談も、平壌で行われる方向で進められていました。
金委員長が、いわゆる「平和攻勢」の効果を高めるために、ワシントンを電撃的に訪問する可能性も出ています。
金委員長がアメリカを訪れれば、2012年の政権発足以来、初めての外国訪問となります。
しかし、金委員長がアメリカ訪問を望んでも、アメリカが受け入れるかは、不明です。
なぜなら、いまの対話局面がいつでも一変する可能性があるなか、11月の中間選挙を控えているトランプ大統領としては、金委員長をワシントンに招くのは、政治的リスクがあるためです。
軍事境界線がある板門店も候補として挙げられます。
冷戦の象徴とされる板門店で開催すれば、北韓とアメリカいずれにも負担が少なく、劇的な効果も得られます。
この場合、南北首脳会談が板門店の韓国側施設「平和の家」で開かれるだけに、米朝首脳会談は北韓側施設「統一閣」で開催されるという見方が出ています。

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