文在寅（ムン・ジェイン）大統領と北韓の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長によることし3回目の首脳会談が北韓の首都平壌（ピョンヤン）の労働党本部庁舎で間もなく始まります。
南北首脳会談は18日午後と19日午前に２回予定されており、
非核化をめぐり米朝交渉が停滞するなか、金委員長から具体的な非核化措置を引き出しアメリカへの橋渡しができるかが焦点となっています。
大統領府青瓦台で広報を担当する尹永燦氏（ユン・ヨンチャン）国民疎通首席秘書官によりますと、文大統領は出発前、「今回の訪問で米朝対話が再開されれば大きな意味がある」と述べ、米朝対話の仲介役に意欲を示したということです。
これに先立って、文在寅大統領は１８日午前10時前に平壌の順安(スナン)空港に到着しました。
空港には、金正恩委員長がリ・ソルジュ夫人とともに出迎え、文大統領夫妻と握手したあと互い抱き合って再会を喜びました。
歓迎式典の後、両首脳はそれぞれの車で文大統領の宿泊先の迎賓館に向かいましたが、途中からオープンカーに乗り換えてパレードを行い、沿道で歓迎する市民らに大きく手を振る様子が中継されました。

[Photo : YONHAP News]