北韓の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長は19日、南北首脳会談の合意をまとめた「平壌共同宣言」に署名したあと、「近い時期にソウルを訪問する」と述べましたが、その時期や韓国までの移動手段などに関心が集まっています。
金委員長のソウル訪問は、参謀らの強い反対を押し切って決断したとされることから、移動手段などに南北がともに神経を使うことになりそうです。
まず時期については、12月中旬に故金正日国防委員長の命日があるため、これを避けて11月末か12月初めになるという見方が強くなっています。
また、移動には空路より陸路を好むとされており、鉄道線路の南北連結が早期に実現すれば列車を利用した韓国訪問が可能になります。
そして宿舎は、中心街から少し離れていて警護が容易なソウル東部・広津区のウォーカーヒルホテルが有力視されていますが、今後、南北が安全面を重視しながら協議を重ねていくものとみられます。

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