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フランシスコ法王の訪朝 形式や時期に関心

ニュース2018-10-19
フランシスコ法王の訪朝 形式や時期に関心

フランシスコ法王が北韓訪問の意向を示したことから、実現した場合の形式や時期に対する関心が高まっています。
カトリック教会によりますと、一般的に法王の海外訪問は、カトリック教会やキリスト教会の関係者らや信者に会うことを最大の目的とする「司牧訪問(pastoral visit)」の形式が取られるということです。
これまでの法王の韓国訪問で、法王庁が韓国のカトリック教会に対して最も強く要求してきたのは、たくさんの信者に会えるように準備を整えることでした。しかし、宗教の自由が事実上認められていない北韓で、これを期待するのは不可能とされます。
そのため、法王庁が北韓に対して宗教の自由の拡大や人権の保障などを求め、北韓がこれを受け入れる形で、法王の北韓訪問の実現を目指す可能性があるとの見方が出ています。
フランシスコ法王の北韓訪問は、宗教的な目的よりも、韓半島での平和定着の促進に狙いがあることから、非核化をめぐる韓米間の交渉を仲介する役割にも期待が高まっています。
フランシスコ法王は、2015年9月のキューバ訪問に先立ち、当時のオバマ大統領とカストロ国家評議会議長に書簡を送り、こう着状態に陥っていたアメリカとキューバの間での仲介役を買って出ています。
フランシスコ法王の北韓訪問の時期については、実務者が数回にわたって現地を訪問し、協議を行う必要があることから、予断は難しいとされていますが、日本訪問を予定している来年の春ごろになるのではないかとする見方が出ています。

[Photo : YONHAP News]

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