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文在寅大統領欧州歴訪 制裁緩和は時期尚早か

ニュース2018-10-22
文在寅大統領欧州歴訪 制裁緩和は時期尚早か

文在寅大統領がヨーロッパ歴訪を終えて21日に帰国しました。
今回のヨーロッパ歴訪で最大の成果は、フランシスコ法王が金正恩国務委員長の招請を事実上受諾したことだとされています。
フランシスコ法王の北韓訪問が実現すれば、北韓としては閉鎖的な国だというイメージがある程度は解消されるという意味があります。
一方、国連安保理の常任理事国であるフランスやイギリスをはじめとするヨーロッパの主要国から韓半島の非核化と平和定着への支持を確保したことも重要な成果とされています。
ただ、文在寅大統領はフランスやイギリスの首脳に会った席で、非核化を促進するためにも制裁緩和が必要だということをアピールしましたが、この部分については明示的な支持を得ることはできませんでした。
制裁緩和を通じて非核化を促進するという文在寅大統領の構想に対して、フランスやイギリスの首脳 は「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」の重要性を強調しました。
そのため制裁緩和は時期尚早だとする批判もあります。
これについて、大統領府青瓦台の関係者は、北韓が核実験場に査察団を受け入れるなど、非核化に向けて前向きな措置を取る場合、制裁緩和に向けて国際社会の世論が動き出す可能性もあるとしました。

[Photo : YONHAP News]

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