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韓米作業部会が初会合 南北協力の制裁免除につながるか

ニュース2018-11-20
韓米作業部会が初会合 南北協力の制裁免除につながるか

韓半島の非核化や対北韓制裁、南北交流などについて協議する韓国とアメリカの実務者による作業部会の初会合が20日、アメリカで開かれます。
最大の焦点となるのは、南北がすでに合意済みの鉄道・道路連結の着工式に対する韓米間の隔たりを埋められるかです。
作業部会には、韓国からは、外交部をはじめ、統一部、大統領府青瓦台の国家安保室などの関係部署の実務者らが、アメリカからは、国務省をはじめ、ホワイトハウスの国家安全保障会議の実務者らがそれぞれ出席します。
韓国側首席代表は、外交部の李度勲(イ・ドフン)韓半島平和交渉本部長が、アメリカ側は国務省のビーガン北韓担当特別代表がそれぞれ務めます。
アメリカ国務省は20日の声明で、作業部会の日程を公表し、「いま進められている外交的努力や国連による制裁の継続的な履行、南北協力について議論する」と明らかにしました。
ワシントンの消息筋は18日、李度勲韓半島平和交渉本部長とビーガン北韓担当特別代表が20日、アメリカ国務省で韓米作業部会の初会合を開き、南北鉄道連結事業の制裁免除について議論すると明らかにしています。
韓国政府は、先月の現場調査について、制裁の免除を求めましたが、調査に使われる装備のなかに北韓への持ち込みが禁じられている品目が含まれていて、決定が見送られたとされています。
ワシントンの別の消息筋は、「アメリカの法律では、アメリカ製の部品が10%以上搭載されている製品は、北韓やイランなどへの持ち込みが禁じられている。今回の調査に使われる装備のなかに北韓への持ち込みが禁じられている電子機器が含まれていたため、総合的な検討のため決定が遅れている」と話しています。
20日の会議には、国務省に派遣された財務省の関係者も出席する予定で、アメリカの法律の規定に反しない範囲内で解決策が見出されるものとみられます。
また、制裁問題のほかに、北韓に対する人道支援なども取り上げられる見通しです。

[Photo : YONHAP News]

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