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3日間の米朝実務協議が終了 

ニュース2019-01-22

2回目の米朝首脳会談に向けて、スウェーデンの首都ストックホルム近郊で行われていた実務協議が21日に終了しました。
協議には北韓の崔善姫(チェ・ソニ)外務次官、アメリカのビーガン北韓担当特別代表、韓国の李度勲(イ・ドフン)韓半島平和交渉本部長が出席しました。
協議では、米朝・南北の2国間、南北とアメリカによる3国間で話し合いが行われ、虚心坦懐な意見交換が行われたもようです。2回目の米朝首脳会談で話しあわれる北韓の非核化とその見返り措置をめぐる交渉に向けた土台が築かれたかどうか、注目されます。
2月末に予定されている2回目の米朝首脳会談の前に、さらに協議を行うことでも合意したということです。
スウェーデン外務省の報道官は、 協議について「韓半島における信頼醸成や経済発展、長期的取り組みを含む動向に関する問題について建設的な協議が行われた」と述べました。
政府は、今後も引き続き、実務協議において実質的な進展を生み出すことができるよう、仲介役として積極的に関わっていく方針です。
17日にアメリカで行われた北韓の金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長とアメリカのポンペイオ国務長官との会談の前にも、徐薫(ソ・フン)国家情報院長がアメリカを訪れ、水面下でCIA=アメリカ中央情報局のハスペル長官らと会って協議をしています。
当時、徐薫院長は、北韓がIAEA=国際原子力機関の査察団を受け入れる可能性などについてアメリカ側に説明したものとみられ、この仲裁案は、スウェーデンで行われた実務協議でも提示された可能性があるとみられています。

[Photo : YONHAP News]

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