北韓の朝鮮中央通信は22日、国会に当たる最高人民会議の第14期第1回会議が来月11日に平壌（ピョンヤン）で開かれると伝えました。
今月10日に5年ぶりに実施された代議員選挙の当選者が出席する初めての会議で、国務委員会や内閣など主な権力機関の人事を決めるものとみられています。
特に、代議員選挙の結果、金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長は当選者に含まれていなかったため、会議では、最高指導者として金正恩委員長が新たなポストに就くなど、指導体制の改編を図るとの見方も出ています。
最高人民会議では、対外政策に関する決定も行われることから、物別れに終わった先月末の米朝首脳会談以降、米朝関係が膠着状態になっているなか、核・ミサイル問題や対米外交の方向性が提示されるか注目されます。
最高人民会議は、北韓の憲法が定めた最高指導機関で、年に1～2回開催され、憲法や法律の改定、国家機関の人事の決定などを行います。

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