大統領府青瓦台の鄭義溶（チョン・イヨン）国家安保室長が21日午後、CIAで北韓問題を担当するコリアミッションセンター長を務めていたアンドリュー・キム氏と面会し、最近の韓半島情勢を含め、韓米連携や韓国政府の今後の対応について議論したもようです。
アンドリュー・キム氏は、 昨年末、CIAのコリアミッションセンター長を辞任し、最近は、アメリカのポンペイオ国務長官の非公式諮問機関で活動する一方で、ビーガン北韓担当特別代表とも頻繁に意見交換するなど、米朝の非核化交渉で中心的な役割を担っている人物とされています。
これに先立ち、キム氏は今月20日、韓国で開かれた会合で、先月末にハノイで開かれた米朝首脳会談が物別れに終わったことについて、北韓が「グアムやハワイなどにあるアメリカの戦略資産を撤収しなければならない」と主張するなど、非核化をめぐる米朝の意見の隔たりが大きかったことが要因となったと述べたほか、「北韓の非核化をめぐり、韓米の間でも温度差が大きい」との認識を示したと伝えられています。

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