アメリカのビーガン北韓担当特別代表が中国・北京を訪れていることがわかりました。
アメリカ政府系放送「ボイス・オブ・アメリカ」が25日に伝えたところによりますと、アメリカ国務省の関係者は、「ビーガン特別代表が北京にいる」としたうえで、「詳しい滞在日程は明らかにできない」としています。
ビーガン特別代表の北京訪問は、北韓への今後の対応をめぐり、中国政府と意見交換するためとみられていますが、事前に日程が公開されなかったことから、米中の間でなんらかの意見の調整があったのではないかとみられています。
こうしたなか、来月15日の故金日成（キム・イルソン）主席の誕生日「太陽節」の前後に、中国の習近平国家主席が平壌（ピョンヤン）を訪れる可能性があるとの見方が出ています。
また、22か月に及んだ「ロシア疑惑」の捜査で、疑惑が晴れた形となったトランプ大統領が、北韓との交渉を再選への追い風として利用していく可能性があり、北韓をめぐる情勢が大きく動いています。

[Photo : YONHAP News]