中国長春で23日から開かれている第12回中国・北東アジア博覧会に北韓の金英才（キム・ヨンジェ）対外経済相が代表団を率いて参加しました。
金英才対外経済相は、北韓の対外経済協力や外資の誘致を取り仕切る人物で、この博覧会に北韓が閣僚級を団長として派遣するのは異例のことです。
金氏は、アメリカとの実務交渉が遅れている理由を問う記者団に対して、強張った表情で何も答えませんでした。
また金氏は中国側が22日に開いた夕食会で、韓国側の代表団長として出席した北方経済協力委員会の権九勲（クォン・ グフン）委員長と同じテーブルに座ったにもかかわらず、簡単なあいさつだけ交わし、会話はしなかったということです。
最近北韓の相次ぐ短距離弾道ミサイルの発射や、韓国への非難などで南北関係が停滞していることが反映されたとみられます。
南北は23日、開幕式での代表演説を手始めに、それぞれ大規模な展示館やブースを設け、対中経済外交に乗り出しました。

[Photo : KBS News]